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辨宝山

北之坊

宗務所:広島宗務所   代表者:藤原達祐
〒722-0402  広島県尾道市御調町下山田460 

北之坊の信仰/歴史

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北之坊満福寺縁起
当山は、もと寺号を弁宝山満福寺と云い、北之坊はその坊号で、本尊は秘仏で、千手観世音菩薩を安置している。開基は不明であるが、伝説よると、町内外に数ヶ所満福寺、又は北之坊跡が残っている。同町小山田地区の艮神社の棟札には、永和二年(一三七八)に北之坊が導師となったことが記されている。寺の記録によると、本堂は延宝七年(一六七九)十月、住職俊雅基清の発願によって再建された。その後、中興の慧照によって宝歴八年(一七五八)に改築された。また、持仏堂庫裡は、安永六年(一七七七)再建、三十三観音堂は、天明二年(一七八二)三月、建立された。近年では平成十六年(二〇〇四)四月鐘楼堂横に高さ十三メートル(台座含む)の一石彫りの聖観世音菩薩石仏を建立し、当山本尊の三十三年に一度の本開扉法要に合わせて開眼法要を修行した。また、播磨・備前・備中・備後の観世音菩薩を安置する三十三ヶ寺が結集し、開創された瀬戸内三十三所観音霊場の第二十八番札所である。